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事故 - 2

色々な情報からの推測ですが、調布飛行場での事故は「離陸重量超過による失速」との見方が大変濃厚です。エンジンに異常があったか?については事故調の調べを待つより他にありません。

当該機長の経験は飛行時間1500~数百時間まで幅のある報道がなされていますが、経験が豊富という程ではないのでしょう。

自家用機の運航がどうなされているかは知りませんが、「自重+(残)燃料+大人の男性5人」で最大離陸重量を超えてしまいます。

そんな簡単な事を知らない訳はないので「無視」したのでしょうか?そうならば、8人が死傷してしまった結果の重大性に慄然としてしまいます。

調布からの離陸(飛行)は新中央航空の定期便を除き、8月一杯は不可能となりました。事業機と自家用機の区別も無く一律に飛行禁止(状態)は使用事業会社の生存権を奪うに等しい行為です。

使用事業会社が行う、国・地方自治体や建設・土木会社等からの依頼による測量・写真撮影、将来プロパイロットを目指す若者の訓練飛行等は立派な社会貢献だと考えます。

事故機が『実質遊覧飛行』ではなかったか?と大きく報道されていますが、例え"遊覧飛行”であっても遊覧自体と事故原因には直接的な関連はありません。また、『遊覧飛行』は国から使用事業の業務範囲内として認可されており違法行為ではありません。調布飛行場の特殊な環境下、地元自治体との関係で『調布飛行場では行わない』だけです。

調布飛行場は、元々1000mの滑走路長でしたが、飛行場北側に煙突ができたため滑走路の北側200mを閉鎖し800mで運用しています。しかし、現在、既に煙突は無くなり閉鎖となっている200m部分を使用することは十分に可能です。

『滑走路17(南側への離陸)使用時の離陸は、現在閉鎖されている200mを使用可能にし使用可能滑走路長を1000mとする』ようにすべきではないでしょうか?安全性は大幅に向上します。着陸は現行800mで不都合はありません。

私は現在調布飛行場で某大学操縦学科の飛行訓練を担当していますが、今月中旬に予定されている航空局の実地試験受験は不可能になってしまいました。

大幅な訓練延期をさけるため、学生共々、龍ヶ崎飛行場へ今週から移動(というより調布から脱出)します。龍ヶ崎飛行場所有会社のご好意に感謝あるのみです。

学生達は就職浪人とならないよう必死です。将来の日本の航空界を背負うことが期待される学生達の手助けに頑張ります。

調布飛行場を閉鎖状態においている現実の一旦を是非知って欲しいと思います。
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